【第482回】田辺剛(下鴨車窓主宰、劇作家・演出家)2019.01.31 08:21「キャビンホール」という小さな劇場があった。天神のあたりか、そこで観たのは如月小春の『ロミオとフリージアのある食卓』だ。上演した劇団の名前までは覚えていない。というのもそれは25年前のこと、当時のわたしは高校生でいわゆる小劇場演劇に興味をもって福岡市内で上演されているものを見て回...
【第481回】要小飴(コトリ会議代表)2019.01.24 08:40いきなり自分語りで恐縮ですが、私は出身は長崎県佐世保市で、中学の修学旅行では今はなきスペースワールドに行った人間です。今、大阪に暮らして7年になります。 故郷を離れて感じるのは、九州は九州でひとまとめに認識されることが多いということです。 「え、福岡出身やんな。あれ鹿児島やっけ?...
【第480回】田坂哲郎(非・売れ線系ビーナス主宰)2019.01.24 08:27メルマガにちは! 非・売れ線系ビーナスの田坂です。 去年、劇団員を一気に6人も増やし、2年ぶりの新作「関門オペラ」を上演しました。 そして今年一発目は番外公演として、過去に僕が書いた短編を5本上演します。そのうちの4本は、過去に北九州芸術劇場で行われた短篇演劇バトル「劇トツ×20...
【第479回】立道心(ヒカリノオト)2019.01.17 08:29はじめまして。 福岡で俳優をしています、立道心と申します。 ヒカリノオトの作品に共通しているのは、どこにでもいる人々の、そこにしかない「光」を描いていること点だと思っています。 目に入らないような小さな光でも、人々の間に起こる日常の中のひとコマひとコマを僅かな光に照らし出されるよ...
【第478回】永山智行(劇団こふく劇場 代表)2019.01.10 09:00ぼくらが旅に出る理由 劇団こふく劇場第15回公演「ただいま」は、2015年の初演で全国6箇所(三股、北九州、三重、門川、松山、東京)を旅し、そうして今年度の再演では全国10箇所を旅しています。 8月の宮崎県立芸術劇場で、あたたかく送り出していただき、9月の豊橋では、劇場のスタ...
【第477回】桑森ケイ(ジャカっと雀 代表)2019.01.10 08:40【"非本来"の生き様】 野菜。小さな種(もしくは根っこや木)から成長して、だんだん大きくなっていく。 食用として栽培され、ビジネス社会で価値を持つために可食部が大きくなっていたり形がキレイに整っていたりするその姿は、同じような教育を施され社会人になっていく僕らの姿に重なる。大げさ...
【第476回】池田美樹(劇団きらら代表)2019.01.04 07:13今、「助けて」と叫んだとして、誰が助けてくれるのか。ふと考えることがあります。幼い頃なら親や先生が駆けつけてくれたかもですが、大人になった今、誰が。雑談の端っこや夜中のTwitter等に潜むそんなSOSに気付き、でもうかつに手をさしのべると共倒れしてしまいそうで、ごめーん!と気付...