【第730回】ワークショップ参加者募集!!昨年度からスタートしたぽんプラザホールの演劇ワークショップ『いろんな「ちがい」と共に演劇を創ってみる』今年度は「その2」を開催します ♪前回、ぽんプラザホールの職員として関わり、参加した「いろんなきこえかた いろんなつたえかた」演劇は観たことはあっても、自分がしたことなんてないし、ワークショップに参加したこともないし・・・開催する側としても、参加する側としても、まったくの未知の世界で、前も後ろも右も左もどう進んでいいのか分からない状態でした。そんな私が参加者の1人として、前回のワークショップに参加してみて感じたことは、そこに人がいるだけで、物語って生まれるんだな~ということでした。何も言葉を発していなくても、目線を動かすだけで物語が生まれていたり、同じテーマで話していても、話す人が変われば違う物語が生まれていたり、そして、する人、見ている人、聞いている人の数だけ、それぞれの中で違う物語が生まれていたり。「演劇を創ってみる」なんて、私の人生の中で1mmも考えたことはなか...2024.11.17 07:08
【第729回】中嶋さと(演出家 )こんにちは。久しぶりのコラム更新です。今回は、FOURTEEN PLUS 14+主宰・演出を務める中嶋さとさんの活動についてお話を伺いました♪~。~。~。~。~。~。~こんにちわ。急に寒くなりましたね。今日は、私の活動の一つである、「聞こえに関係なく楽しむことができる演劇創作」についてお話します。2022年より「舞台手話通訳、字幕付き公演」の作品創作を初めたのですが、回数を重ねるたびに進化しています!舞台手話者というのは、俳優のセリフに合わせて手話で通訳する人の事をいいますが、情報の保証に留まらずシーンの空気感や登場人物の心情を助長するような効果もあります。それは、聴者の観客にとっても新たな演劇的体験であり、これから益々発展する分野だと思っています。創作現場には、聞こえる人だけではなく、聞こえない人、聞こえにくい人もいます。創りながら「今の表現はわからない」「手話が見えない」など細かく細かくチェックしていきながら、ただお互いに譲歩し合うのではなく、聞こえに関係なく、ど...2024.10.12 06:45
【第728回】玉垣綾子(脚本家)このコラムをご覧の皆さん、こんにちは。私は福岡で脚本家をしております、玉垣綾子と申します。さて、「脚本」と聞くと何を思い浮かべますか?このコラムをご覧になる方だったら、演劇、そして映画やドラマの脚本でしょうか。実は、それ以外にも脚本は色んな場面で必要とされているんです!漫画の脚本、ゲーム脚本などなど・・ドラマあるところに脚本アリ!です。そして、今回皆さんにご紹介したいのが、「ラジオドラマ」の脚本です。ラジオドラマ(オーディオドラマ )、あまり聞き馴染みのない方も多いと思います。しかし、遡ること昭和時代(昭和時代という言葉を使う日が来るとは!)、ラジオ放送が始まって来年で100年となるのですが、この時代のドラマ といえばラジオドラマだったのです。ラジオドラマの良いところは、音だけでどんな世界も表現することが出来るところ。場所も時代も飛び越えて、何の制限もなく好きなドラマ を自由に作ることが出来ます。映像ではそうはいきません。ラジオドラマ は、自由でクリエイティブで聴く人...2024.08.15 06:00
【第727回】佐賀⼤学演劇サークルdrama!!(佐賀大学)こんにちは。初めまして、福岡学⽣演劇祭2024 出場団体紹介の最後のバトンを受け取りました!私たちは佐賀⼤学演劇サークルdrama!!です。私たち演劇サークルdrama‼は今年で発⾜8年⽬。今年初めて福岡学⽣演劇祭に参加します!そこで今回は演者5⼈と演出家の紹介を⾏います!まずは演劇部部⻑、しっかりものだけど天然な⼆⾯性を持つ「ゆりな」。メンバーカラーは⾦⻘。⾞の⾊はコバルトブルー。このコラム記⼊の間に蹴りを⼊れようとした回数は20 回を超える。⽅向⾳痴。そして、某寿司屋のバイトリーダー。扶養はいつ外れてしまうのか!?部員を引っ張るカリスマ的存在(⾃負)、劇中では⾯倒⾒のいいキミーを演じます。演劇部の救世主(メシア)、レオナルドダヴィンチのように芸術、舞踊、歌など、多⽅⾯に才能を発揮する「はづき」。メンバーカラーは向⽇葵⾊。ひまわりのような笑顔で場を和ませてくれる私たちのAngel。多忙なことが唯⼀の⽋点。どこか抜けている天然で、ド天然なチョコを演じます。演劇部の期待...2024.08.08 06:30
【第726回】西短MP学科椿組(西日本短期大学)こんにちは!福岡学生演劇祭2024出場団体、4団体目の『西短MP学科椿組』です。私たち『西短MP学科椿組』は、西日本短期大学メディアプロモーション学科の演劇ゼミによって構成されています。メディアプロモーション学科と言われても、分からない方が多いとおもいます…。私たちの学科は、演劇はもちろん、ラジオやモデルウォーキング、そしてアイドルユニットがあることで知られています!また、今回つけたグループの名前は、私たちのアイドルユニットの名前である『西短MP学科さくら組』から花言葉関連で椿組にしました。今回は、定時制高校に通うそれぞれに問題を抱えた4人が、音楽を通じて繋がっていく、涙ありの青春ストーリーとなっています。みなさんも学生時代色んな問題や困難があったことでしょう…!そんな私たちは、音楽を通じてその問題を解決し乗り越えます!!みなさん先に言っときます!!泣けます!!ハンカチのご用意を!!!!演劇ゼミの仲良し4人組と軽音楽部のコラボレーション、そして劇中にある演奏にもご注目...2024.08.01 06:00
【第725回】田中 凜(産業医科大学演劇部)おはようございます。こんにちは。こんばんは。出だしに迷った結果、とりあえずどの時間帯に読まれても大丈夫なように全ての挨拶を入れてみました。初めまして、福岡学生演劇祭2024に参加します、産業医科大学演劇部です。代表の私、田中凜がコラムを執筆することになりました。初めてのコラムでちょっとドキドキしているので皆様どうぞお手柔らかにお願いします。まずは簡単に私たちの紹介をします。私たちの通う産業医科大学は北九州市にある、医学部と産業保健学部の2つの学科からなる小さな大学です。全校生徒は1000人ぐらいでしょうか。演劇部はその中でも部員12人の小さな部活です。とは言え結構精力的に活動しているのも事実で、ここ一年の活動で言うと、市内のカフェの10周年記念イベントに呼んでいただき一人芝居をしたり、北九州芸術劇場主催のキタゲキ劇団に参加したり、先日ぽんプラザで上演されたINDEPENDENT:FUKに作・演出×出演の両方とも産医大演劇部生で参加したり…とこんな感じです。学内の文化部...2024.07.25 08:00
【第724回】ふんわりパジャマズ(西南学院大学演劇部)こんにちは。福岡学生演劇祭2024出場団体、2団体目のふんわりパジャマズです。私たちふんわりパジャマズは西南学院大学演劇部の一部メンバーによって構成されています。今回はその中の片嶋がふんわりパジャマズについて紹介したいと思います。その前に、正直コラムと聞いて何を書いていいのか全然分からなかったので勝手に1団体目の惑星未虎さんをめちゃくちゃ参考にさせてもらってます!ありがとう惑星未虎さん!まず、ふんわりパジャマズと聞いて何その名前?と思った人もいると思うので名前の由来について説明したいと思います。簡単に言うと、ふんわりパジャマズはみんなのあだ名の頭文字をとって作りました。ちなみに、このあだ名普通のあだ名ではありません。私たち演劇部では入部した時、連想ゲームであだ名をつけます。例えば、りんご→赤い→ポストだったら、りんごからとってりんという具合です。なので、本名とは全く関係のないあだ名がつけられることになります。正直部員の本名、ギリわかるけど漢字は書けません。そして、この...2024.07.18 06:00
【第723回】紗羽 (Mr.daydreamer)こんにちは、紗羽と申します。私の所属しているMr.daydreamerの演劇公演、『パイドン』が8月3日・4日に福岡アジア美術館あじびホールにて行われます。原作『パイドン(副題:魂について)』は、哲学者ソクラテスの死刑執行の1日を、その場に同席したパイドンという人物が語る、という設定で進行される作品です。また、著者はプラトンという人物であり、プラトン自身は原作のストーリー上には登場しません。ちょっと混乱しますね。でもその混乱が、この作品の面白いところだと思います。『パイドン』で語られる言葉は、一体誰のものでしょう。ソクラテス自身? 語り部であるパイドン? それとも著者プラトン?ソクラテスは自らの著作を残しておらず、他者を通じてしかソクラテスを知ることはできません。プラトンやパイドンといった、ソクラテスを深く慕った人々があったからこそ、その言葉が後世まで遺っています。でも、遺ったのは言葉のみです。その肉体、声、瞳、仕草に触れることはもうできません。ソクラテスを慕った人々...2024.07.15 06:00
【第722回】植田宗一郎(惑星未虎)皆さんこんにちは!惑星未虎(わくせいみっこ)代表の植田です。今週から福岡学生演劇祭2024出場団体の紹介ということで、記念すべき1団体目は私たちが務めることになりました!私たち惑星未虎は、九州大学大橋キャンパス演劇部の有志で結成された団体です。当演劇部は少ない人数ながら、一握りの経験者、よくわからず入ってくれた初心者、時々幽霊部員でワイワイ楽しく活動しています。九州大学大橋キャンパスの学生は、芸術工学部というなかなか珍しい学部の人間であり、溢れ出る個性は演劇部の枠に収まらず、たくさんのサークルと掛け持ちしている部員ばかりです。そんな中、今回部長である私の鶴の一声で演劇祭への出場が決まり、・・・・・・というのは嘘で、昨年度の演劇祭を見て意欲の湧いた私が、なんとか部員と引退した先輩方に頭を下げてようやく参加に漕ぎ着けることができました。ところで、団体名である「惑星未虎」にはどのような意味が込められているのか。これは「山月記」からの引用であり、臆病な自尊心と尊大な羞恥心を捨...2024.07.11 06:00
【第721回】松下寛司(福岡学生演劇祭2024実行委員長)福岡学生演劇祭、2024年度、開催近し!お初にお目にかかります、今年度の実行委員長を務めます、松下寛司と申します。このコラムは7月4日に掲載されるということですので、開催まであと一か月と少しになります。チケットの予約も開始していることでしょう!ぜひ! ぜひぜひ! ご予約お待ちしております!!!と言いつつも、福岡学生演劇祭とは何ぞやということを説明せずして、ご予約など求めようがない。ということで、軽くあらましを解説いたします。2015年より始まり、今年度で第10回目の開催となるこの演劇祭は、九州、山口の学生団体を対象とした、学生演劇の祭典でございます。今年は5団体!! 福岡、佐賀より、参加していただいております。そして! この5団体の内、大賞を受賞した1団体が、翌年春に開催される「全国学生演劇祭」への出場権を獲得するのです!!大賞懸けて切磋琢磨する、学生演劇、きっといい作品がいっぱいあることでしょう。今年はどのような劇が見られるのかドキドキわくわくです!残り1か月と少し...2024.07.04 06:00
【第720回】 高野桂子&松永琳太郎(ぷいはや!)PUYEYの活動拠点は福岡市だが、福岡市内で公演やイベントを開催しようとすると、毎回会場選びに苦労する。稽古などでお世話になった青年センターは2016年、旗揚げ公演で使わせていただいたFUCAは2017年、そして何度もお世話になったSRギャラリーは2023年に閉館した。ぽんプラザホールの需要が高まり、7日間利用で申請しないと抽選に参加できない。小規模な団体やイベントでは手が出せない状況だ。福岡で演劇活動を始めて17年、PUYEYを結成して9年目の私たちでさえこんなに苦労するのだから、演劇を始めたばかりの方や若手劇団の苦労は容易に想像できる。そういった状況の中で今回のコラボレーションは実現した。才能溢れる若手劇団、ギムレットには早すぎるの皆さんに声をかけ「場」「人」「資源」などなどを共有することで、お互いのプラスになるしお客さんにも多様なプログラムを楽しんでいただけるのではないかと思う。今回も会場にはかなり悩み、空き状況・料金・立地など色々考えていたところにギムレットに...2024.06.28 06:00
【第719回】ウーピー(ストレッチダンス・インストラクター)水無月、、なんてすてきな日本の美しい言葉。いえいえ、私は大好きな和菓子の“水無月”を思い出します。ストレッチ・ダンスインストラクターですが、大の和菓子好き❗インスタグラムには、ほぼ食べ物、しかも和菓子屋さん、多しです。さて、そんなすてきな“水無月”に、いよいよ!今年も「障がい者✖️舞台芸術 ももちダンスワークショップ」が始まります🎵昨年は、最初は、初めまして😃のドキドキ・ワクワクからはじまり、その日の終わりには、皆で身体を動かし笑顔いっぱいでした。もちろん、ダンス未経験の方も、“何するの?”で、興味を持たれた方も、皆で身体を動かして“自分らしく🎵”何か表現する喜びを少しでも、感じられたら、嬉しいですね🎵だって皆、音楽❗好きですょー❤️ね!今年は、昨年より回数も増えて、もっとたくさんの方に、参加してほしいですね☺️さぁー!一緒に身体を動かして、美味しい“和菓子”を食べましょう🎵いやいや、、あくまで個人的に、、です。2024.06.20 06:00