今、「助けて」と叫んだとして、誰が助けてくれるのか。
ふと考えることがあります。
幼い頃なら親や先生が駆けつけてくれたかもですが、大人になった今、誰が。
雑談の端っこや夜中のTwitter等に潜むそんなSOSに気付き、
でもうかつに手をさしのべると共倒れしてしまいそうで、
ごめーん!と気付かなかったふりをしてしまう。
逆に誰かにすがりつきたいときも、忖度・後先考えて飲み込んで悶々。
すがりにくい時代になったと思います。
でも。「助けて問題」は何も解決しなくても、急に「頑張れるかも」と思えることがあって。それは通りすがりの人の会釈やLINEの語尾のニュアンス等ほんの些細なことで、
それだけでふっと視点が変わることがあって。
何も変わらないだろう明日。でもその明日の見え方が変わる。
そんな作品に仕上がったと思います。
観劇後、「ちょっと誰かとしゃべりたい」と思ってもらえたら本望です。
新年早々ではありますが、是非にご来場下さい。
劇団きらら代表 池田美樹
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