はじめまして。
福岡で俳優をしています、立道心と申します。
ヒカリノオトの作品に共通しているのは、どこにでもいる人々の、そこにしかない「光」を描いていること点だと思っています。
目に入らないような小さな光でも、人々の間に起こる日常の中のひとコマひとコマを僅かな光に照らし出されるように切り取っていく。それがヒカリノオトの作品のような気がします。
今作「さよなら、サンカク」は監禁事件というテーマですが描かれるのは『人と人』です。
人と人が居るからこそ生じるズレや歪みや憎悪。しかしそれらを癒し温めることが出来るのも人が人に、いつだって寄り添ってくれているからなのだと。私自身、日常会話の向こう側に見える景色を、台本を通して日々再発見しています。
今作は2018年3月に上演した作品の再演となります。
ですが前作とは会場規模も違えば、演じる役者も違います。初演時には無かった台詞・シーンが随所に散りばめられ、より一層濃密な舞台空間が演出されています。
皆様がこの「光」を感じてどんな感想を持ってくださるか、今からとても楽しみです。
ご来場、心よりお待ちしております。
ヒカリノオト 立道心
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