【第616回】羊屋白玉(指輪ホテル)

『つみくさあそび』は世界中の植物が集まるときわミュージアム「世界を旅する植物館」を舞台に、食と演劇が織り混ぜられた体験型アート作品。作中では山口県内の食材をふんだんに取り入れたお料理が、宇部市の「レストラン CAPTAIN」藤谷幸司シェフにより提供される、夜の植物園でのちょっと奇妙な晩餐会です。

今回のご案内は、その関連イベントとして『つみくさあそび 時分時』。

「食事をとるのにちょうどいい時間」を意味する「時分時」に、植物館でひらく秘密のお茶会で、このお茶会のメニューも、藤谷シェフの監修です。

長い歴史を人類とともに歩んできた植物たちは、今この時代や未来をどのような眼差しで見つめているのでしょうか。スマートフォンのなかから、植物たちがあなただけにそっと語りかけながら、館内をご案内します。

やがて、おなかがすいた頃に響く鐘の音が、オリーブの木のほうから聴こえてきますよ。

とっておきの紅茶とお菓子たちを用意してお待ちしています。


指輪ホテル 羊屋白玉


プロフィール

セプテンバーイレブンのさなか上演した、ニューヨークと東京をブロードバンドで繋いだ作品以降、海外ツアーや、瀬戸内や越後妻有や札幌などでの芸術祭に招聘され、都市や自然のなかで、その土地の方々と恊働する作品を発表し続けている。アジアと女性と舞台芸術の通奏低音を担うべく亜女会を設立。ニューズウイーク日本誌において「世界が認めた日本女性100人」の1人に選ばれる。「指輪ホテル」芸術監督。「札幌市ホームレス相談支援センター」ソーシャルワーカー。



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