【第526回】古賀弥生(アートサポートふくおか代表)

10月14日(月・祝)に閉幕した「あいちトリエンナーレ2019」。「表現の不自由展」で大きな話題になりましたね。電凸や文化庁補助金の不交付決定などの影響が懸念されますが、27日(日)に開催するアートサポートふくおかの「芸術文化のまちづくりゼミ助成制度編」は、全く関係ない動機で企画したんです。

始まりは、私が久しぶりに助成申請書を書いて疲れちゃった、というハナシだったんですよ。なんでこんなに細かいことや先のことまで書かねばならないのか、腹立たしかったわけです。でも私、行政等の助成金補助金の審査を依頼される機会もありまして、そちらの立場では、財源が税金であるだけに厳しい目を注ぐことになるのです。だから「もらう側」と「出す側」が直接コミュニケーションをとる機会を作ってはどうかな、と思ったことがきっかけでした。

さらに、ナットクできる助成制度を自分でつくってしまえ、と思いました。カゲでブツクサ言うのでなく「こんなの、よくない?」と提示するんです。そのほうがNPOぽくって「よくない?」

どんな助成制度を考えているのかは、当日のお楽しみです。まだ内容を固めてないので、ご参加の皆さんからの意見も取り入れながらつくろうかなーと。はっきり言えるのは、金額は小さいです。はい、零細NPOなもので・・・。

でも、世間がこれだけ助成金補助金に注目してたら、たぶん、あいちの話にもなりますよ。ゲストがゲストだけに。

2020.10.31


アートサポートふくおか

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