森禮子さんを初めて知ったのは、もう10年近く前、「真如極楽」という作品を上演することとなり、翻訳者の津川泉氏とやり取りをした際に、公演の案内を送って欲しいと言われたことがキッカケでした。残念ながら、この作品を観に来ていただくことは叶わなかったのですが、ご案内の感謝に添えて「きっと素敵な舞台だったのでしょうね。観に行けなくて残念です」と、手書きのお葉書をいただいたことをとても印象深く覚えています。そんな森さんの小説が舞台化され、まさかその作品に関わることになるとは、思いもよらぬことです。
隠れキリシタンの物語ではありますが、その姿を通して描かれるのは、森さんご自身が作品のあとがきで書かれている通り、「時代の風潮に流されず、愛と自由な心を失わずに生きることこそ、人間の存在証明」そのものだと思います。その森さんの言葉に違わない、熱い思い溢れる舞台をお送りいたします。
また、現在絶版となっている原作の『五島崩れ』ですが、この上演を機に、復刊されており、既に書店にも並んでおります。そちらもお楽しみください。
博多座にてお待ちいたしております。
2020.10.31
五島崩れ 椿の島のアヴェ・マリア
日程 全2回公演
2019年12月13日(金)
13:00開場 13:30開演
18:00開場 18:30開演
会場
博多座(福岡市博多区下川端町2−1)
料金
S席=8,500円、A席=6,500円、B席=4,500円
当日券は500円増
※S席は完売
※全席指定
※未就学児入場不可
チケット取り扱い
ローソンチケット(Lコード:84309)
全国のローソン、ミニストップのLoppi(ロッピー)にてお求めいただけます。
オペレーター予約 0570-000-407(10:00~20:00受付)
お問合せ
森禮子さんの小説「五島崩れ」を舞台化する会
メール gotokuzure@gmail.com
大浦天主堂「信徒発見」から3年
五島列島に吹き荒れる潜伏キリシタン弾圧の嵐
ひたむきに生きる島の娘ミツの許されざる愛
そして、キリシタンたちの過酷な運命は…
森禮子著小説「五島崩れ」を舞台化!
演劇とグレゴリオ聖歌の合唱、コンテンポラリーダンスがコラボレーション。
生月島(長崎県平戸市)で口伝により「唄オラショ」を伝えてきた「かくれキリシタン」の皆さんが特別出演します。
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