【第559回】相内唯史(インディペンデントシアター劇場プロデューサー)

自粛期間中、自宅で劇場や演劇の今をどう乗り切るか、そしてその先の為に頭をひねり、沢山の人と電話・メール・ZOOMし、知恵を絞っていました。それ以外の時間は、ひたすらプラモデルを作っていました。子供の頃からの趣味でしたが、最近は極たまに触れる程度だったのを、この期間随分作りました。

子供の頃は買えなかった、便利な道具なんかも購入して経済にも貢献しましたww

不思議と頭だけ使っている時には、思いつかなかったりまとまらなかった事が、集中して手を動かしていると、手元の部品と一緒にポロっと頭の中から零れ落ちたりする場面が何度もありました。

先日、劇場の新型コロナ感染防止策をお客様にご理解頂く為のマナームービーを製作しました。本当に久しぶりに俳優に集まってもらい、劇場で撮影しました。企画し脚本を書いた僕は、自らカメラも回し、俳優たちと一緒に創作の喜びを満喫しました。

そうして、あぁやっぱり僕は手と身体を動かして創るプロデューサーなんだと強く実感しました。机の上じゃなく、現場で動きながら頭を働かせる。その汗や疲労が次のアイディアやステップになる。

これからもそうして演劇を支えていきたいと思っています。

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