【第644回】リュンコ(「イノチノコト忘れてはいけない物語」実行委員会)

山笠が終わり、博多に本格的な夏がやってまいります。お元気でお過ごしですか?

今回は、朗読劇のご案内です。

野坂昭如 作「戦争童話集」より2編おおくりします。出演者にあります「リュンコ」というのは私です。

私は20代から30代にかけてアングラテント芝居まっしぐらの生活をしておりました。

その折の芸名が「リュンコ」

これは野坂昭如氏の代表作「エロ事師たち」にちょこっとだけ出てくる登場人物の名前です。

そして私の出身地が「火垂るの墓」の舞台になった西宮の満池谷のそば。特別な思い入れがあります。

きっかけは黒田征太郎さんのトークを聞いたことでした。黒田さんの野坂さんに対する並々ならぬ熱い思いを聞いて、もう一度野坂さんの本を読んでみようと思い、演出家の藤村さんにご相談しました。

私にとって35年振りの舞台で、「大丈夫なのか?!」という声の中、「今しかない!」と実現したものです。

この童話集に、私の、インパール作戦で戦死した叔父が家族に宛てた「軍事郵便」「検閲済み」の数々の手紙をからめ、稀な脚本ができました。黒田征太郎さんの絵もこの朗読劇をより豊かなものにしております。

ぜひ皆さま、お誘いあわせの上、ご来場くださいますよう、心よりお願い申し上げます。


朗読劇 

イノチノコト、忘れてはいけない物語

〜野坂昭如作「戦争童話集」より〜

終戦から77年。

戦争経験者が少なくなり、戦争の記憶も次第に薄れつつある今日、

ウクライナにおける戦争は、戦争が決して過去のものではなく

いつも我々の傍にあることを痛感させる出来事でした。

世界が不安と不協和に包まれる今だからこそ

戦争の悲惨な経験を語り継ぎ、二度と戦争という愚行を繰り返さないために

この朗読劇を通して、多くの皆さまに平和の尊さ、

命の大切さを伝えることができたらと願います。


特設HP

https://sensodowareading.wixsite.com/0807


出演|朗読:リュンコ

   松元純次 

   五島真澄(PUYEY)

   ドラム・パーカッション:上村計一郎

   作曲・ピアノ:矢田イサオ


日時|8月7日(日)

【昼】15:00【夜】18:30

※開場は各公演の30分前


会場|福岡アジア美術館あじびホール

(福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル8F)


チケット|前売2,500円 当日3,000円


ご予約|WEBフォームまたはメール

▶︎ WEBフォーム

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfbRrOdEJsB61S7rnyzrnA9USFZTunSWzMLtt6gfbPO2v1Vbw/viewform

▶︎ メール

sensodowa.reading@gmail.com

※件名「チケット予約」/本文に「氏名、電話番号、チケット枚数」をご記入ください。

7月23日(土)19時半から、JAZZ NewCOMBOでも公演致します。

そちらの方が都合の良い方は sensodowa.reading@gmail.com までお問合せください。


スタッフ|

構成・演出 藤村信一

絵 黒田征太郎

照明 内村正信(アクトワン)

音響 久貝博喜(FANA)

広報 西山健太郎

制作 高野桂子(PUYEY)


お問合せ

『イノチノコト、忘れてはいけない物語』実行委員会事務局

Tel: 080-5602-4564

MAIL: sensodowa.reading@gmail.com


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