【第624回】五味伸之(空間再生事業 劇団GIGA・無倣舎主宰)

表現の面白さを体感するワークショップの成果発表を行います。

このワークショップは、2018年から福岡県立ももち文化センター主催で開催して来ました。この事業をはじめる当初、「障害の社会モデル(※)」という考え方を教えてもらい、自分はそういう考えをこれまで知らなかった!と、目からウロコが落ちました。

(ちょうど同じ時期に、ヨシタケシンスケさんの絵本で「みえるとかみえないとか」を読みました。「あたりまえ」とされていることをもう一度考え直すというような内容で、こういったことが絵本で伝えられて子どもの頃から考えれるなんて、未来はどんな社会になってるんでしょう)

ワークショップも一つの社会と捉え直して、どういう環境を準備したらいいのだろう。と、時期・開催ペース・時間・会場の広さ・参加人数・そこにいる人がどういう人なのかということを考えて準備してきました。

それでも、2018年の当初は「自分は彼らと何ができるのだろう?」と、まったくの手探り状態でした。それが徐々にできることが広がったり、できる・できないではなくて、共に表現を分かち合うというように考え方が変わってきて、今ではワークショップの時間がもっと欲しい!と思うほどに一緒にできることが広がって来ているように感じます。

これまで、昔話・絵本・影絵など毎回テーマを変えながら取り組んで来ました。今回は、歌舞伎をテーマにしました。ワークショップの雰囲気なども含めてお届けできればと思い、ワークショップ会場の小ホールにて発表会を行います。ご来場お待ちしています。


(※)障害の個人モデル:障害や不利益などの困難の原因は、個人の心身機能が原因であるという考え方。

障害の社会モデル:社会や環境のあり方・仕組みが障害をつくり出しているという考え方。


===================

公演情報

===================

『表現の面白さを体感するワークショップ 発表会』

日時/2022年1月29日(土) 15:00~ 受付開始は開演の20分前

会場/ももち文化センター 小ホール

料金/無料

定員/30名

申込先/ももち文化センター

092-851-4511/info@momochi-palace.net

当日はコロナ対策を実施した上で開催いたします。

マスク着用、手指消毒、連絡先の提供等、ご協力をよろしくお願いいたします。

===================




0コメント

  • 1000 / 1000