【第486回】勝山修平(彗星マジック 作・演出・宣伝美術、主宰)

はじめまして。このたび「ポストグラフ」という印象派の画家達とその時代を下敷きに嘘と本当を綯交ぜにした劇を上演する劇団「彗星マジック」主宰の勝山です。

ところで嘘をついた、つかれた事のない人って居るのでしょうか。少なくとも僕が出会った人の中には居ません。

そうなると嘘が無い事こそが僕にとっての本当で、でも本当はそれが嘘なんだよと言う輩が出てきてその輩はきっと都市伝説の「友達の友達」という匿名の存在で、現実にある行き止まりのようにそこから先へは中々進めないけれど、壁はこっそり壊して進めばいいし、穴を掘ってもいい。空を飛ぶ空想に耽ってその先を想像してもいい。行き止まりだからって、突き当たることはないのだ。全力で突き当たったら、頭を使ったら、突き当たりは突き抜ける事ができるのだ。そう思うと嘘と本当は、浪漫だと思うのです。

そんな浪漫を舞台にしました。

美術は背もたれの枠だけがある椅子のみ。家の中から心の中、画家達が描く絵、それらが観客の心の中で見えるよう、誠心誠意。

何か思い当たるようなら、思い切って来て下さい。嘘でもいいから誉めて下さい。本当に喜びます。

滑稽だと思ってもらえても、僕はとても光栄です。

彗星マジック

作・演出・宣伝美術、主宰

勝山修平 

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