【第502回】田島宏人(演劇ユニットそめごころ/ガルシア・ロルカ悲劇三部作 第二章「イェルマ」出演俳優)

本番間近です。もう四六時中イェルマのこと考えてます。お昼の仕事が手につかないくらい、ご飯食べてる時も、テレビを観てる時も、ずっとイェルマのこと考えてます。ぼーっと考えては、いっぱいになった胸が破裂しないように、息苦しくため息をついてます。もはや恋に近いのかもしれない。

話は飛びますが、ひとりのGIGAファンとして。

GIGAさんのお芝居は、観た瞬間よりも、観終わった後によりデカイ衝撃がやってくるなぁという印象です。

劇場を出た時に、聞こえてくる音も、目に見える物も、いつもと違って見える、1年後、町を歩きながら足を止めてしまうような気づきがやってくる。そんな印象を持ってました。

もしくは、雪の積もった早朝の道に、一番最初の足跡を残した瞬間のような、何とも言えない高揚感、背徳感、そして圧倒的な自由さ、それがGIGAさんのお芝居を観る喜びでした。

あの時僕が感じた衝撃を、なんとか感じてほしいのです。あのメッチャおもれぇ表現たちをできるだけ、たくさんの人に観てほしい。

なんとか、なんとか!!

だけど・・・ルルル~♪ルルル~ル~ルルル~♪

ところで、

GIGAの稽古は稽古にあらず。毎回が稽古という名の本番です。そこで繰り広げられる役者さんたちの体を使った提案に、毎回稽古場の隅で笑いと涙を押し殺しております。

だけど・・・ルルル~♪ルルル~ル~ルルル~♪

本番が近いです。ヤバイです。すごくあがってます。でもアガってもいます。

はぁ、、、こんな文章を書きながら、またしてもイェルマのことで頭がいっぱい。もうひとつ、ため息をしておこう。 

 

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