【第575回】江頭かや （福岡女学院大学言語芸術学科）

こんにちは！福岡女学院大学人文学部言語芸術学科4年の江頭かやです。

私たちが通う福岡女学院大学には「舞台制作1・2」という、一年をかけて舞台づくりについて学ぶ実践科目があります。学内教員とプロの外部講師のアドバイスのもとキャスト、スタッフをすべて学生が担当し、全員で一つの舞台作品を作り上げます。これまで約20年間、古典、オリジナルなどを多くの作品を発表してきた歴史ある科目でもあります。

今回の『転校生―オンライン版』は、平田オリザさん原案の21人の女子高生が織りなす会話劇『転校生』を、コロナ禍でオンライン授業をしている設定へと大胆に改作したものです。女子高生たちの姿に、私たちの“今”の状況を重ね合わせています。

さらに、本公演は収録とリアルタイムを織り交ぜて作られ、リアルタイムならではのドキドキハラハラも感じられる、盛りだくさんの舞台となっています。

私たち62人の受講生がじかに顔を合わせる機会が一度もないまま公演を行う、かつてない状況の中で始まったこの舞台。そんな状況下にも負けずに学年を横断した団結力で、オンラインの稽古や公演に挑戦する私たちの姿を、ぜひご覧ください！！

2020.11.26