【第653回】仁田野麻美(AMCF)

(ヴロツワフ空港到着 グロトフスキ研究所の盾と書籍)


2019年があけてすぐ、まだコロナがこんな状況になると予想していなかったときに“沈黙劇『水の駅』を福岡で創作し、ポーランドで上演する”というプロジェクトがスタートしました。不都合な状況が続く中でしたが、たくさんの方の応援・ご協力のおかげで、無事に10月6日・7日にポーランド・ヴロツワフで上演することができました。


 上演会場はグロトフスキ研究所が持つ「PIKARNIA」。ポーランド語で“パン工場”という名の、その名の通りパン工場跡を改装した劇場です。ポーランドの演出家、イェジー・グロトフスキは、総合芸術としての演劇ではなく、音楽・衣装・装置、さらには戯曲といった要素を排除し、“俳優と観客の関係”という、基本的な演劇の要素に特化する“貧しい演劇”論を提唱した人物です。彼の志を受け継ぎ、身体訓練・身体表現の研究に取り組む機関であるこの研究所のメンバーにサポートしてもらいながら『水の駅』が上演できたことは、徹底的にセリフを排除した太田省吾の沈黙劇であること、その世界を表現するために俳優訓練に集中して稽古を続けた金世一の演出であることなどを思うと、とても縁を感じる場所でした。


 2回の上演で、いずれもカーテンコールでは割れるような大きな拍手をいただきました。40年前に太田省吾演出の同作品を観劇したというご婦人や、日本からかけつけてくれたキャストの友人などもいらっしゃり、11月17日・18日の福岡凱旋公演へ向けて、大きな活力をいただきました。日本から応援してくださった皆様にも、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。ポーランドで様々なものを吸収し、さらに力を得た『水の駅』をぜひ、劇場でご体感ください!

(グロトフスキ研究所の表回りスタッフの皆様)

(劇場の外観)


「水の駅」 2022 POLSKA⇨FUKUOKA

2021年9月

コロナ禍の中開催され盛況の中幕を下ろした『水の駅』2021・FUKUOKA

そして、2022年…

さらにブラッシュアップされた「水の駅」が

ポーランド公演を経て福岡に凱旋!


ポーランド公演

InlanDimensions International Arts Festival2022招聘参加

SEAMI & Arts Management Center Fukuoka produce

『The Water Station』

日時:2022年10月6日(木)・7日(金)19:00開演

会場:Instytut Grotowskiego, Piekarnia(ポーランド・ヴロツワフ、グロトフスキー研究所)

InlanDimensions International Arts Festival2022


福岡公演

日時: 2022年 11月17日(木)17:30開場、18:00開演

         11月18日(金)14:30開場、15:00開演 

※上演時間約2時間30分(休憩なし)


会場: ももちパレス 大ホール(福岡市早良区百道2-3-15)


料金: 一般 前売3,500円/当日4,000円

    U25 前売2,500円/当日3,000円

※全席自由


チケット発売日: 2022年9月17日(土)

チケット取扱: ローソンチケット https://l-tike.com/ (Lコード:81573)

        TIGET https://tiget.net/


お問合せ: アートマネージメントセンター福岡 070-3258-4941

                  mizunoeki.fuk@gmail.com

(妖精の街・ヴロツワフ)

0コメント

  • 1000 / 1000