【第432回】後藤香(劇団go to)

今週末の舞台『愛の讃歌』、作・演出の後藤香です。

幼少(6歳くらい)の初夏の頃、暗くなっても大人が誰も帰って来ない日がありました。

夕闇迫る居間に三人兄弟がポツネン。長女である私は、不安がる妹と弟を何とかしようと、電気をつけるべくなんどもジャンプ!するも電気の紐に届かず、姉ちゃんを頼りにする4歳と2歳の瞳には涙。

これはいけない、と三人で手を繋いで外に出まして、200メートル程離れた所にあるばあちゃんの実家を目指しました、ら、雨。この時点では妹も弟もギャンギャン泣いてて、こりゃいかんこりゃいかんとキリっと歩みを進めるも雨、雨、雨。

この時の事を、母は今でも辛そうに話します。幼い子どもより田植えを優先しないといけないなんて…と。

そういう田舎で生まれ育ちましたので、変わったエピソードには事欠きません。

そんな事を盛り込みました『愛の讃歌』、皆様のご来場をお待ちしております!


劇団go to第7回公演 『愛の讃歌』

脚本・演出 後藤香(劇団 go to)

出演

後藤香、木内里美(The ちゃぶ台)

日時

3月17日(土)14時/19時★

3月18日(日)13時/17時

★…アフタートーク有

受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前です。

会場

ぽんプラザホール

(福岡市博多区祇園8-3)

チケット

一般前売2,500円

学生前売2,000円

(当日500円増)

※日時指定・全席自由

※未就学児の入場はご遠慮ください。

予約・お問合せ

予約フォーム:https://ticket.corich.jp/apply/88469/

劇団HP:http://lets-goto.com/


あらすじ

二人の女がいた。

母と娘なのか、師匠と弟子なのか、ライバルなのか、赤の他人なのか。

二人の女は楽しそうだった。

寂しそうだった。悔しそうだった。怯えていた。

感謝していた。出会いに。

衣を着替える毎に関係性が変わりながら、今際の際に辿り着く二人。

舞台上に見えていた二人の時間は、過去なのか未来なのか、

後悔なのか憧れなのか、分からない。

そしてまた続いていく、二人の時間。

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