【第443回】長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院助教)

はじめまして。私は九州大学で2年前から教員をしています。7月14日に、九州大学大橋キャンパスでシンポジウムを企画しています。テーマは「わたしたちの舞台はどこにある??劇場と社会包摂を考える実験」です。この「わたしたち」という言葉、「舞台」という言葉には、いくつかの意味が込められています。

劇場は、本当に「みんな」のためのものでしょうか。その「みんな」から排除されている人たちも含めた「わたしたち」の場は、どのように生まれ得るのでしょうか。

そして、その「わたしたち」にとっての「舞台」とはどのように意味を持つでしょうか。舞台に上がる人がいれば、無理やり舞台に上がらされている人もいるかもしれません。一方、ずっと舞台の下から舞台に上がりたそうにしていながらもなかなか上がることができない人も、いるかもしれません。

「わたしたち」が共にある舞台とはどのようなものでしょうか。そしてその舞台は、同じ時代を生きる人々や社会に何をもたらすのでしょうか。芸術とコミュニティ、芸術と福祉などの分野で日本全国にとどまらず世界的に活躍するアーティストやアートコーディネーターの方々をお招きして、討論あり、パフォーマンスあり、何が起こるかわからない実験的な2時間半をお届けします。ぜひご来場ください。

長津結一郎(ながつゆういちろう)

専門は芸術社会学、アートマネジメント。北海道生まれ。


フォーラム「わたしたちの舞台はどこにある?—劇場と社会包摂を考える実験」

日時

2018年7月14日(土) 18:00(開場:17:30)〜20:30

会場

九州大学大橋キャンパス多次元デザイン実験棟ホール(福岡市南区塩原4-9-1)

高齢者や障がい者とともに音楽や演劇、ダンスなどを創作する3名の講師を招き、討論あり、パフォーマンスあり、何が起こるかわからない2時間半のトークイベント。本学教員を交え、実践の紹介や、制作の工夫、多様性を生かした表現の可能性について学びます。

講師:野村誠(作曲家・ピアニスト)、吉野さつき(ワークショップ・コーディネーター、愛知大学文学部教授)、倉品淳子(俳優、演出家)、長津結一郎(九州大学ソーシャルアートラボ)

申し込み・お問合せ

下記の項目を記載のうえ、電話・メール・FAXのいずれかよりお申し込みください。

またソーシャルアートラボ公式ホームページ内「CONTACT」からもお申し込みいただけます。締切は7/10(月)です。

①お名前(フリガナ) ②お電話番号 ③メールアドレス ④ご所属(あれば)

九州大学ソーシャルアートラボ

TEL&FAX: 092-553-4552

E-mail: sal-cul[at]design.kyushu-u.ac.jp

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