【第494回】酒井 絵莉子(演劇ユニット「」)

皆さんはじめまして。演劇ユニット「」の酒井と申します。

「」と書いて"かぎかっこ"と読みます。

「」は、よくコンプレックスを題材とした作品を上演するのですが、今月13日14日に上演する戯曲「hなhとA子の呪い」は、「性欲」に関するコンプレックスがテーマ。

"性欲"を初めて認識したのはいつだったでしょうか?思春期を迎えて、恋をして、性を自覚し始める。エッチなことに興味が出るのはごく自然なことだと教科書にまで載っていても、どこか"罪悪感"のある"秘め事"で、まぁなんとも飲み込むのにパワーのいる三大欲求。

そんな性欲と合わせて今回のもうひとつのテーマとなるのは「真実の愛」。キスがしたい、触れたい、繋がりたいという気持ちは、愛から来るのでしょうか?それとも性欲から?

私個人としては、せっかく愛してもらえるならば、精神だけより身体もろとも愛して欲しいと思いますが、皆さんいかがですかね?

恋をすると、愛すると、なんだか近付きたくなってしまう私達は、そんな当たり前の中に少しの"恥じらい"と"後ろめたさ"を誰しも抱えているように思います。

是非今作をご覧いただいて、そんなジレンマのなかを一緒に歩んでいただければと思います。

演劇ユニット「」 酒井 絵莉子 

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