初めまして、ダンスカンパニーBaobab主宰の北尾亘です。
普段は東京を拠点にダンス界で活動し、演劇作品への振付・出演や、WS・アウトリーチ活動で全国にお邪魔してます。2014年頃からは北九州枝光での芸術祭にも参加しております。
もともとは関西にルーツがある身として、いま東京を取り巻く環境の速さに時々投げ飛ばされてしまいそうに感じます。特に東京五輪2020。文化芸術は恩恵に預かりながらも振り回されているような感覚です。
「スポーツ・アスリートは素晴らしい」そんなマジョリティーの声が同じく、「ダンス・ダンサーは素晴らしい」になったら良いのになと思いを馳せ、昨年はスポーツと競争を扱った新作も発表しました。
ダンスに今出来ることは【実感を伴う感覚】をお客様に波及する事じゃないかと思います。
誰もがかけっこしてボールに触れた事があるように、スポーツの追体験と同じ感覚でダンスにも触れてもらえたらと願っています。
さらにはもっとコアな感覚や感情までも、それを代弁するかのように踊れたらと。
9月末、北九州芸術劇場公演『UMU ?うむ-』では、生命・存在のプリミティヴな所まで、1つの身体で浸食していきます。ご期待ください。
2019.9.12
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